メニュー 閉じる

ビルの中に高速道路が通る!?

世界でも珍しい構造として知られるTKPゲートタワービルは、大阪の街中で目を引くユニークなランドマークです。阪神高速道路が、なんとビルの5〜7階を突き抜けているのです。

ゲートタワービル

なぜこんな構造になったのか?

この場所はもともと、代々薪炭業を営む企業が所有する土地でした。1980年代にビル建て替えを計画する中、同時期に阪神高速の建設計画が進行。ちょうどルートがこの土地と重なってしまったのです。

用地買収は難航しましたが、ビル所有者も建設を断念せず、5年にも及ぶ交渉の末、両者が妥協点として出したのが「道路がビルを通過する」という前代未聞のアイデアでした。

1989年にはこの案を可能にする「立体道路制度」が整備され、1992年に現在のゲートタワービルが完成したのです。

高速道路とビルの“共存”技術

ビルの5〜7階は、阪神高速道路会社が「区分地上権」を設定し、いわば“テナント”として空間を借りている形式です。道路部分は建物とは構造的に独立しており、支柱により浮かせて通しています。

振動や騒音対策として、二重構造の防音シェルが用いられ、建物内部ではほとんど音を感じることはありません。エレベーターも5〜7階は停止せず、完全にスルーされます。

“都市の知恵”が生んだ唯一無二の風景

ゲートタワービルは、都市計画と私有地権利の折り合いをつける中で生まれた、まさに都市の知恵の結晶です。そのユニークな構造は、国内外のメディアや旅行者の間でも話題を呼んでいます。

大阪を車で移動される際には、ぜひ一度このビルの下を通ってみてください。その瞬間、都市と技術と法制度が調和した、世界に一つの風景を体感できます。

貸切車でラクラク観光やビジネス移動を

当社では、大阪市内の観光地やビジネス街を快適に巡る貸切車サービスをご提供しています。このゲートタワービルの前を通るルートもアレンジ可能です。

都市の魅力をゆったり楽しみながら、移動時間も快適に。大阪ならではの体験を、ぜひ私たちの車両サービスでお楽しみください。

Translate »